機械加工初心者の「これ何？」#13【きれいなカチオン電着塗装】

前回の「これ何？」では　板金への黒３価クロメートの液だれ事件を書きました。

今回はその対策をしたカチオン電着塗装について。
表面はきれいに仕上がります。

板金にシミみたいな写真を前回紹介させて戴きました。
これを無くすにはどうしたら良いか？

「我々では黒３価クロメートでは解決できない」と正直にお客様へ相談。
「カチオンにすれば？」との事。

カチオン半艶でサンプルを製作し、合格を戴きました。
コストはほとんど変わらず、対応する事が出来ました。

サンプル品はこちら

今回、体裁を気にする黒３価クロメート部品はカチオン電着塗装にすると勉強。
半艶や艶有りと種類が有るので好みをお客様に確認も忘れずに！

でもカチオンは耐候性（外はダメ！）に弱いので注意が必要です。
そうなると対策は塗装になる。
でも塗装はカチオンより単価が高かったです。

次回は塗装事件を書きます。
最近、表面処理問題が多いんです。

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