機械加工初心者の「これ何?」#66【アルミ・アルマイトのおさらいー2】
今回はアル表面処理のアルマイトについてです。
TEDです。
私も業務上、普通にアルミにはアルマイト処理と覚えました。
そこで、これではいけないと思い、アルマイトについて勉強開始です。
1.アルマイトはなぜするの?
アルマイト皮膜の特性:
・高耐食
・高耐摩耗性
・高硬度(白・色付け:200Hv前後、硬質アルマイト:400Hv以上)
・すべり性・撥水性
・装飾性(着色・鏡面仕上げ・梨地)
製品の使用上、上記要件が有るとアルマイトを施します。
例:屋外環境、水に濡れる、きれいに見せたい等。
2.アルマイトって?
表面に酸化被膜を生成させる表面処理。
社内で膜厚を聞いても1~2μと言われています(社内での測定結果)。

赤・青・白のアルマイト品です。
通常、図面にアルマイトと有れば、白アルマイトの事です。
省略表記されていますので注意下さい。
図面を見ると材料をアルミで選択した場合、アルマイトをするが基本の様です。
でも費用が追加されるので、無理にしなくても良いのかと判断するのも有りと思います。
例えば使用環境が常温で湿度管理されている等。
前回の#65でアルミ材料を選択され、今回のアルマイト有無を選択されているなと思い。
図面を見て、なぜこの材料なのか、なぜアルマイトが無いのかを想像する。
これが種別選択された要因(設計者の意図)と思って製作対応をすべきと思います。
