機械加工初心者の「これ何?」#77【アルミのフラットバーには反りが有る!】
今回は前回の「フラットバーはなぜ安いのか?」に関連したもの。
予定通り、「アルミのフラットバーには反りが有る!」をアップします。
TEDです。
これはある会社の実例を元にアップするものです。
但し、これが全てとは言いません。色々な材料メーカが有りますので。
目次:
1.ある会社の反りの許容規格
2.反りの測定方法
3.反りの測定データ
この順で説明します。
1.ある会社の反りの許容規格

表裏で0.2と0.3を許容可能な製品をフラットバーで製作している。
ですが、0.3を超える不具合となってしまう材料が入荷。
これはNGとして、使用していないとの事。
2.反りの測定方法 
すきまゲージで4面を検査。
下記データABCDを参照。
3.反りの測定データ
NGというものは0.3をすきまゲージで確認したもの。
18品目検査で3回のNG。多いですね・・・
まとめ:
反りが許されない製品はフラットバーそのままは使えない。
但し、価格は加工材より安いので反りが許される製品には使用すべき。
設計者・加工者・材料調達者は注意して材料選定指示をしていきましょう。
