SOLIDWORKS#7【フィーチャー/親子関係とは】

こんにちは。

今回はSOLIDWORKSのフィーチャーと親子関係について説明します。
まずはじめにフィーチャーとは組み合わせることにより部品を構成する個々の形状のことです。
ある部品を作成するのに、スケッチを描いて押し出しをしたり、カットしたりすると思いますがそれら1つ1つがフィーチャーとなります。
SOLIDWORKSではフィーチャーマネージャーデザインツリー内に履歴が表示されます。

そしてこれらのフィーチャーは他の既存のフィーチャーの上に構築されていくので親子関係が発生します。

例をいくつかご紹介します。
例えば、520×320のスケッチを描いてt=10押し出した「ボス-押し出し1」を作成し、

その上に、Φ210のスケッチを描いてカットした「カット-押し出し1」を作成する場合、

「カット-押し出し1」は「ボス-押し出し1」がないと存在できないので下記の親子関係が発生します。
「ボス-押し出し1」…親
「カット-押し出し1」…子
親子関係がある場合、親を削除すると子も一緒に削除されます。

もう一つ例をみてみましょう。
穴ウィザードで「M4穴付きねじ用座ぐり穴1」を作成し、

それを直線パターンを使い指定の位置へコピーする場合、

直線パターンは元となるフィーチャー(今回は「M4穴付きねじ用座ぐり穴1」)がないと存在できないので下記の親子関係が発生します。
「M4穴付きねじ用座ぐり穴1」…親
「直線パターン1」…子

このように例をみてみると、
フィーチャーが他の既存のフィーチャーの上に構築されていて
親子関係が発生していることが理解しやすかったと思います。

SOLIDWORKSを使う中で、
あるフィーチャーを削除したら親子関係のある他のフィーチャーも削除されてしまうということがよくあります。
親子関係のことを知ってれば焦ったりせず対処出来るものは対処出来ますが、
もし知らないと「なんでこれまで消えちゃうの?」となってしまうので注意しましょう。

以上、SOLIDWORKSのフィーチャーと親子関係についてでした。

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