機械加工初心者の「これ何？」#138【お客様に合わせたトクヨシの白アルマイト対応！】

トクヨシ精機では顧客要求に合わせ、様々な表面処理を行っています。今回は白アルマイトでも外観にこだわりがあるお客様の要求に合わせたエピソードを交えて、トクヨシの対応を紹介。

トクヨシ精機では、様々な業界のお客様から小ロット専門で機械加工品の受注を受けています。

今回は一般消費者向けの白アルマイトのある製品でお客様のイメージ通りのサンプルを作り、
表面処理先に一緒に出向き、表面仕様を決めたエピソードとその結果を紹介します。

そのお客様はスタートアップの方、商品コンセプトに共感してTEDは全力対応です。
秘密保持契約の関係で写真を載せられませんのでご容赦願います。

まずは経緯
①サンプル1個を製作（旋盤加工品）形状も表面処理もOKとなりました。
その図面には化学研磨・白アルマイトと有り。
＊この1個確認では量産バラツキは確認出来ないを痛感。
TED希望は30個ー過去の勉強から。

②いざ量産で数量は1,000個Ｘ2回で、1回目の納品で傷があるとの事で数個NGに・・・・
傷とはアルマイト処理時に起きる電極の跡。
ロット毎に処理にバラツキも有り、違和感を感じる。

③電極の跡を分かりずらくする対策開始
見えずらいタップの底に電極の跡が来るように吊り治具を製作し対応完了。

④ロット毎に処理にバラツキ対策開始
これは邪道ですが、工業製品でも外観に強い処理先に変更（お客様も強引に処理先に同行頂く）。
化学研磨のみ番手を設定、ブラスト無しで条件設定。

⑤試作品100個を実施（上記③＆④を実施）
完全合格です。商品イメージにピッタリと思います（自己満足ですみません）

まとめ：
無事にお客様は量産開始が出来る準備を整える事が出来ました。
あとは売れる事を祈るだけです。

TED