機械加工初心者の「これ何?」#22【リーマ加工と表面処理】
機械加工初心者の「これ何?」#22【リーマ加工と表面処理の関係】
今回は 機械加工初心者の「これ何?」#23【リーマ加工と表面処理の関係】について。
TEDです。
今回はリーマ加工の仕事の依頼を受け、改めて勉強しましたので紹介。
リーマ加工とは
既にある穴にリーマという工具をボール盤等で穴に通す事。
目的は内径の滑らかさ・ミクロン単位での内径寸法調整と覚えました。
リーマの写真

リーマをボール盤で別の機械で加工済の穴にリーマを通します。

そうすると内径が規定通りの寸法に仕上がります。
重要な点はリーマ加工後に表面処理をする場合、
これが重要➡
「その表面処理の膜厚分が狙いの内径寸法より小さくなる」
「膜厚分を大きく内径を削ります」
但し、膜厚X2倍 内径にメッキ処理をすれば両側で2倍と考える。
3μのメッキをすれば内径は加工後寸法より、6μ小さくなるのです。
上述は当たり前のことですが、図面しか見ていないと初心者は勘違いしそうです。
他には内径の真円度だったり、内径精度の仕上がり影響は有りますのでご注意を。
